東京不動産の大森

大森の不動産Blog

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毎年恒例になってきた不動産ポータルサイトの『HOME’S』が主催する「住みたい街ランキング」ですが、今年も2017年版が発表されましたね。かなりこれまでと異なる内容に、さぞ驚かれた方も多いと思います。ざっと、ランキングを振り返りますと以下のようになりました。

af0060020080w (1)1位 船橋 JR総武線 ほか

2位 目黒 JR山手線 ほか

3位 浦和 JR京浜東北線 ほか

4位 戸塚 JR横須賀線 ほか

5位 柏 JR常磐線 ほか

6位 流山おおたかの森 つくばエクスプレス ほか

7位 津田沼 JR総武線 ほか

8位 町田 JR横浜線 ほか

9位 三鷹 JR中央線 ほか

10位 大宮 JR京浜東北線 ほか

実は住みたい街ランキングは「買って住みたい街」と「借りて住みたい街」の二部門が毎年発表されているのですが、いわゆるマスコミで取り上げられるのは上記の「買って住みたい街」ランキングの方になります。そりゃ、賃貸でよければ大抵どこでも住めるでしょうからね。買ってでも住みたいという方が現実味を感じます。

買って住みたい街ランキングでは、これまでの傾向として、開発途上のエリア、もしくは既にブランディングされたエリアが上位に来るのが通例でした。恵比寿、中目黒、吉祥寺、最近だと武蔵小杉、その辺がここ数年の常連でしょう。それに比べて2017年のランキングのなんとも地味なランキングとでも言えばいいのでしょうか。この原因について、公式サイトの説明上では、近年のマンション価格高騰などにより、ブランドエリアが相対的に下がってしまったと説明があります。しかし、ここまでの差がつくものでしょうか?実際には、これまではインターネット調査で行っていたものを、今回のランキングから問い合わせが多かった順に並べたというのが真相のようです。それなら納得ですね。今までは「憧れ」で作られたランキング、今回は「現実」のランキングになるからです(それでもまあ「目黒」などは残っていますけど)。

注目して欲しいのは10位の三鷹です。これまで圧倒的1位だった吉祥寺が消えて、急に三鷹が出てきたのは、つまり、吉祥寺に住みたいけど現実問題を考えると三鷹になるということの表れです。前回までの調査と今回の調査の差をきれいに表していると思いませんか?実際、三鷹はいいところですし、吉祥寺と距離的にもそんなに変わりませんからもっと順位が高くてもいいぐらいだと思います。静かで緑の多い住宅街ですから、住みやすい街です。地味かもしれませんが、買うならそういう物件の方がいいですよね。唯一のウィークポイントとして大きな公園がありませんが、それもお隣の吉祥寺に行って、井の頭公園を使えば解決です。